溶かす
ギャンブルで負けることを、溶かすとか、とろかすと聞くようになった。
「一時間で8万円、とろかしたわ」など、金額が伴なって使われる。雪のように溶けてなくなるの意味である。ちょっと前までは聞かなかった。
国語辞典を引いてみる。この意味は載っていない。新しい言葉や表現を積極的に採録している「三省堂国語辞典」にも載っていない。よく見たり耳にするので、次の改訂版ではたぶん採録されるだろう。
溶かしても溶かしても止められないのを、ギャンブル狂とか、ギャンブル中毒、ギャンブル依存症とかいう。きちがいもあるが、マスコミでは使用禁止用語なので表立っては使われない。略して、キチ。「釣りキチ」ぐらい。なぜか「釣りキチ」はそれほどいけないこととは響かない。「釣りばか」もそうだ。漫画のタイトルだから、淫しても世間的には許されるようだ。
わたしは、活字中毒気味だった。外出しても何か読んでいないと不安になった。必ず雑誌とか文庫本を携行した。本を開かないことが多かったが・・・。
齢老いて目が悪くなったこともあり、読書時間は減った。集中力が減じた。読んでも、あたまに入らない。とろけるのは記憶である。
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