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2025年9月26日 (金)

「宝島」

 3時間11分。長い。尿意が気になる。もつかしら。そんな不安を抱いて大友啓史監督の「宝島」を観に行った。客足はよい。「国宝」を最初に観た時より客席は埋まっている。

 戦後の、占領下の沖縄が舞台である。1952年だったか、米軍基地の倉庫から物資を盗み出す少年グループがいた。盗品は安く売り、貧しい人にはただで配っていた、リーダーはオン(永山瑛太)。仲間は、弟のレイ(窪田正孝)、友人のグスク(妻夫木聡)、そして恋人のヤマコ(広瀬すず)。ある日、忍び込んだものの米兵に見つかってしまう。からくも逃げのびたが、オンは行方をくらましてしまう。

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 ここまでがプロローグ。以後、オンの行方を追いながら、三人が生きていく姿を描いている。グスクは警察官、ヤマコは教師となり、レイはヤクザ。ともに反米闘争に身を置く。

 戦後の沖縄の混乱ぶりを迫力ある映像で映し出している。金をかけている。住民らも、つまりエキストラの数もハンパではない。反基地闘争、米兵の犯罪への抗議行動、とりわけゴザ騒動、そして本土復帰運動が描かれる。

 戦争が終わったからと言っても平和になったわけじゃないとグスクは叫ぶ。このセリフが、沖縄のこの時代を象徴している。

 という流れで、20年ぶりにレイが姿を現す。まあ、こうなるだろうとは予測できる。映画は多少類型的であると感じるけど、戦後の沖縄をうまく描いている。それと、やっぱり長い。途中、カットしてもよい部分があるんじゃないか。

 エンドマークで場内が明るくなると、一目散でトイレに駆け込んだ、映画の余韻に浸るような余裕はなかった。

 

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