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2025年10月

2025年10月31日 (金)

「ファンファーレ! ふたつの音」

 炭坑、ブラスバンドというとイギリス映画「ブラス!」を思い出す。炭鉱閉鎖の中で、人たちの友情を描いたものだった。あれから30年ぐらい経つ。

ファンファーレ!」をアートセンターで観てきた。同じく、衰退する炭鉱の吹奏楽団を描いた映画である。こちらはフランスが舞台。

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 有名指揮者のティボは白血病になる。骨髄移植が必須となるが、ドナーになると思われた妹とは血縁関係がないことがわかる。ティボは養子だった。そして生き別れとなっていた実の弟が見つかる。移植には問題がないことが判明する。

 弟のジミーは炭鉱の食堂で働いていた。暮らしは楽ではないが、吹奏楽団でトロンボーンを弾くのを唯一の楽しみとしていた。二人の暮らしは差がありすぎていたため、、ジミーは兄を避けるようになるが、ティボはジミーやその仲間を応援した。

 ラベルのボレロを演奏するシーンがある。吹奏楽団の仲間はボレロを口ずさむ。これがラストシーンでも演奏される。ちょっと感動的に。

 アズナブールが流れるシーンがある。これは懐かしい。NHK‐BSの海外ニュース番組、フランス・ドゥ―の美人アナウンサーも出てくる。番組に出てインタビューを受ける。ちょっと笑ってしまった。これはBSを見てないとわからない。

 脇役の連中、楽団仲間がおもしろい。笑いを誘う。そのあたりもみどころ。

 

 炭鉱を舞台にした名作は多い。炭鉱が廃坑となるとか、労働争議が起きるとか。ジョン・フォードの「わが谷は緑なりき」。イングランド民謡などを効果的に使っていた。

 日本では、今村昌平の「にあんちゃん」。今年亡くなった吉行和子が保健婦役で出ていた。元気な演技が印象に残っている。

 

2025年10月29日 (水)

20年後の茶碗

 先だってのクラス会の折、茶碗というか湯呑みをもらった。陶芸を趣味とするクラスメイトが精魂込めて焼いたものである。本格的な焼き窯で焼いたという。見た目は普通の茶碗だが、これが20年も使うと、青い色に変わってくるのだそうだ。

 20年後か。98になっている。それまで生きてはいまい。熱い湯で呑んでいると、変色のスピードが早いのだそうだ。それなら、毎日使ってみるか。

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 といいながら、ちかごろは急須でお茶を淹れて飲むことが少なくなった。2ℓペットボトルのお茶をマグカップに入れてレンジでチンして飲んでいる。ちょっと無粋。やはり急須で淹れるのがよさそうだ。

 写真では見えないが、内側の底には何やら書かれている。ただのデザインだろうが、これをゆっくり眺めるのも悪くない。

 ついでのひとこと

 しんゆり映画祭も明後日から後半となる。

 急遽登場するゲストも決まった。「侍タイムスリッパー」の安田淳一監督も駆けつけてくれることになった。詳しくはホームページをみていただきたい。

 

2025年10月27日 (月)

雨とアユ

 名古屋、岐阜(下呂)に行ってきた。

 先週の野地温泉に続いての旅行だが、また雨となった。わたしは晴男だと思っていたが、この齢になって、雨男になった。

 名古屋では、墓参りと高校時代のクラス会。お墓の場所とクラス会の会場が近いので時間に余裕がある。今年一年でクラスメイトが二人亡くなった。トータルで3割が亡くなっている。80近いから、こんなものかもしれない。

 翌日は下呂へ。従弟がアユを獲って待っているとのことで、それを楽しみに出かけた。あいにくの雨で、景色は見えない。飛水峡という名勝があるけれど、それを眺められない。ちょっと残念。

 従弟は山の暮らしを続けている。畑仕事、山仕事、そして川の漁業。川は飛騨川。夏から秋にかけては落ちアユ漁となる。

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 写真がとれたアユ。たっぷり太っている。スーパーでアユを買うことがあるが、養殖ものだからアユ独特の匂いがない。天然ものはスイカのような香りがある。

 塩焼き2匹を食べた。オスとメス。味は区別できない。ただ、うまかった。

 で、きょうは晴れとなった。一日ずれてくれればよかったのに。

 

 

2025年10月25日 (土)

「ミシェル・ルグラン」

  ミシェル・ルグランを描いたドキュメンタリーをアートセンターで観てきた。「世界を変えた映画音楽家」とサブタイトルがついているけど、よけいだ。

 むかし、60年代には、しょっちゅう映画音楽はラジオから流れていた。映画音楽がヒットチャートの上位にランクされることも多かった。映画とテーマ曲は切り離せなかった。近ごろはそんなことはまずない。「国宝」が大ヒットしてもそのテーマ曲はラジオテレビでは流れることはない。時代が変わったと言えばそれまでだが。

 だから、ミシェル・ルグランといっても知らない人が多くなっている。ニーノ・ロータ、エンリコ・モリコーネとならぶヨーロッパ映画音楽の巨匠である。

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 ヌーベルバークが押し寄せると、いくつかの曲の依頼が来る。ゴダールの「女と男のいる歩道」が最初のヒット曲。ジャズ。テンポのいい、耳に心地よい曲だった。でも、多くの人はどんな曲か知らないだろうな。「シェルブールの雨傘」ならみんな知っている。映画も曲も大ヒットした。セリフもすべて歌というミュージカル映画だった。監督はジャック・ドゥミ。二人は仲が良かった。「ロシュホールの恋人たち」「ロバと王女」などコンビを組んだ。

 アメリカでは「華麗なる賭け」のテーマ曲「風のささやき」が大ヒットとなった。スティーブ・マックイーンがかっこよかった。この曲が映画を盛り上げた。

 映画のシーンとともに曲は私のこころに刻まれている。

 最後のコンサートのシーンが印象的。支えられて舞台にあがるが、ピアノの指づかいは若いころと変わらない。そして指揮。曲の最後で指揮棒を手から落とす。これが最後だというサインだった。

 唄もうまかった。エンドロールでは自身が歌う「風のささやき」が流れる。

「風のささやき」は、たしか今もテレビコマーシャルでも使われている。エールフランスのCM

 

2025年10月23日 (木)

買取り屋

 新聞の折り込みに買取りのチラシが多くなった。毎日、おたからやとか大吉とか、多い時で3か所ぐらい入ってくる。スーマーケットのチラシと同じぐらい。

 ブランド時計、金、ダイヤなどの宝石、バッグ、ときには洋酒、電化製品もある。今までテレビではピアノなどの楽器の買取りを目にしたが、近ごろは買取りショップのうるさいCM(イッコー)が目立っている。 

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 そんなに買取りは多いのか。さらにそれを買う人が多いのかと首を傾げるのだが、買取り専門店は積極的に事業を展開している。写真はアートセンター前にオープンした店舗。チラシは派手だが、店のかまえは地味。なんの店だかわからない。

 わが家に買い取ってもらいたいものがあるか。宝石も時計もたいしたものはアリマセン。記念コインはある。が、どこかにしまい込んでいて行方不明。金が値上がりしているだが、差し迫って換金したいわけではない。

 ロレックスなどの高級時計をいくつか(たぶん二桁)持っている知人がいる。齢はもう80をたっぷり過ぎている。あれはどうするのか。死ぬ前に売るのか、そのまま遺産として子供に引き継がれるのか。他人が詮索することではないけど、コレクションに興味がなければいずれ買取り屋の世話になることになる。手放した時計は売りに出され、引き継がれていく。

 でも、まあ、整理して換金するのも悪くはない。ほしい人の手にわたれば、それは資産のリレーになる。

 生前の断捨離、死後の遺産整理

2025年10月21日 (火)

「おーい、応為」

 葛飾北斎を描いた映画いくつもある。「HOKUSAI」。晩年の北斎を演じたのは田中泯だった。本年度の文化功労者である。新藤兼人監督の「北斎漫画」では緒方拳が演じた。娘のお栄役は田中裕子だった。お栄を主人公にしたアニメ映画もあった。タイトルはちょっと忘れた。

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おーい、応為」を観てきた。北斎は永瀬正敏、娘お栄(応為)は長澤まさみが演じている。監督は大森立嗣。じっくり腰を据えて撮った映画が多い。「おーい、応為」もおそらく淡々とした内容になっているのではないかと想像する。

 お栄は夫のもとを飛び出し、北斎のもとに帰る。出戻りである。勝ち気な撥ね返り娘。北斎は筆を執ったり、何かを食べていたりする。食事のシーンが多い。そして引っ越しをする。そういう日常が描かれる。お栄はつっぱりながらも、父に寄り添い、母や妹にも気を配る。これといった事件は起きない。淡々とした暮らしが繰り返される。このあたりは大森流である。

 映像が美しい。それ以上に音楽がいい。大友良英である。トランペットが妙に映画に馴染んでいる。さすが大友良英だと感心する。

 絵については、一つ二つだけ書きとどめておく。応為の吉原、ちょんちょん格子の明かりと影を描いた絵を映し出している。この絵は傑作である。北斎の、富士の向こうに龍が昇っていく絵が最後に登場する。これもすばらしい。

 最後に、ひとこと付け加える。長澤まさみのしなやかな姿が美しい。

2025年10月19日 (日)

野地温泉

 野地温泉に行ってきた。

 JR福島駅から送迎バスで小一時間。あいにくの雨で車窓風景は見えない。目を凝らすと刈取りあとの田んぼが見える。まだ稲穂をつけた田もある。

 雨だから外歩きはできない。さっそく湯に入る。ここは温泉が売り。たしかに浴場は充実している。白濁した湯は心地よい。硫黄のにおいがする。

 夕食はちょっと失敗した。ビール大を頼んだのだが、出てきたのは予想よりでかいジョッキだった。むかし、ビアガーデンで飲んだのを思い出す。ぐいぐいとはいかず、ちびりちびりやるのだが、いっこうに減らない。予定では、ビールのあと、会津の酒を味わうつもりだったが・・・。

 夕食後、また湯に浸かる。長湯はしない。湯から出ても硫黄のにおいが消えない。なにかしらの効能があるはずだが、わからない。あとは、寝るだけ。

 翌日も、ひげ剃りついでに入浴。これも長湯はしない。

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 雨はあがった。霧が立ちこめている。風情はある。ちょっと散歩しようとしたら、熊出没の注意書きがある。最近、熊が出たという。ホテル周りには出ないだろうと、ちょっと散歩した。写真はそのときのもの。よくわからないだろうが、向こうに福島市内が見える。

 帰りのバスからは野山がよく見えた。紅葉ははじまったばかりだが、景色は美しい。

 福島駅からは郡山経由でいわきに向かった。磐越東線。二両編成のワンマン列車。各駅停車だから時間がかかる。JRの路線は、南北は充実しているが、東西(日本横断)はそれにくらべると貧弱であることを実感する。いわき市で、もう一泊。

 翌朝、新聞で文化勲章、文化功労章の発表を知った。

 柳家さん喬が功労賞を受賞する。人情噺ならこの人だ。「たちきり」などが絶品。五街道雲助が人間国宝になったが、さん喬でもおかしくなかった。ただし、小さん、小三治に続いて人間国宝となると柳家ばかりになってしまう。で、ここはちょっとずらして雲助にしたというのが落語通の見解というか噂話。

 晴れて文化功労賞となった。では、上方はどうなるかというと、候補は桂文枝である。こちらは人気からして国民栄誉賞がふさわしい。あたらしい内閣は、人気取りもあって早々に国民栄誉賞を選考するのではないか。

 たぶんそうなる。一落語ファンの期待を込めて。

2025年10月16日 (木)

フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡〔私闘編〕

 久しぶりに新宿シネマートで映画を観た。阪元裕吾監督の「フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡〔私闘編〕」である。阪元監督と言えば「ベイビーわりきゅーれ」でおなじみ。熱烈なファンもいる。上映館は少ないけど、ロングランとなっている。

 コミック誌の劇画を映画化したような荒唐無稽なアクションものである。

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 真中と国岡は殺し屋だが、へたれであってウーバーのバイトで糊口をしのいでいる。それが父親と対決することになる。父親は名うての殺し屋。手ごわい相手だ。猛特訓で技を磨き、そして決闘となる。

 ほら、ばかばかしいでしょ。この映画ではもうひとり監督がいる。アクション監督である。決闘シーンでは坂元監督をさしおいて乱闘を仕切った、と思われる。

 親と子はどういう関係にあるのか、といっためんどくさい内容はない。

 アクションは迫力がある。けっこう笑わせるセリフもある。「殺し屋でない人間が拳銃を持つと、銃刀法違反で逮捕されるぞ」など。

 記録映画を撮っているような映像となっている。その斬新さも見どころである。

 

2025年10月14日 (火)

「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」

 ウェス・アンダーソン監督の「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」をアートセンターで観てきた。

 ウェス・アンダーソンと言えば、一風変わったというか、奇妙なおもちゃのような映画を作ってきた。「グランド・ブタペスト・ホテル」が印象に残っている。安っぽい張りぼてのようなロープウェイが登場したり、リアリズムからほど遠い美術をわざわざ使っていた。これがなぜか記憶に刻まれている。

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 今回も、飛行機の機内のシーンがあるのだが、設備はひどく安っぽい。これに爆弾が仕掛けられて爆発、飛行機はトウモロコシ畑に不時着する。素人のいい加減な舞台装置で、低予算を通り越して、笑える。これがアンダ―ソンの世界。

 ストーリーは荒唐無稽。1950年代。大富豪のザ・ザ・コルダ(べネチオ・テル・トロ)は大規模プロジェクトに挑んでいたが、敵も多い。6度の暗殺未遂をくぐりぬけていた。不時着したが無事だった。この旅には娘のリーズルが同行していた。リーズルは修道女であるが、彼女を後継ぎと考えていた。で、これからがよくわからない。変な人物が登場したり、さらに命を狙われたり、大変なのだが、それほどシリアスとは感じられない。だって、喜劇なんだものと観客は冷静である。死んだとしても、ま、そういう人生もあるよねと思わせるだけだから。

 ストーリーを追うと、ばからしくなる。珍演技や舞台装置を楽しめばよい。そういう映画なのだ。いくつもの賞に輝いている。

 先だって観た「ワン・バトル・アフター・アナザー」も父と娘の話だった。父と娘のコンビは映画になりやすいのだろうか。

 そういえば週末から公開となる「おーい、応為」も北斎と娘の話だ。

2025年10月12日 (日)

古老って、何歳から

 地域史の勉強グループに所属している。古文書を読んだり(私は読めないので教えてもらうだけ)、古老から話を伺ったり(オーラルヒストリー)するのが主な活動である。

 ちょっと気になった。古老と書いたが、古老とは何歳ぐらいからを言うのだろうか。けっこう年配を指す。イメージとしては80歳以上か。70代は古老には入らないような気がする。

 思い出したのが、初老。これについては以前書いたことがある。「新明解国語辞典」の初版(1972年)では「ふつう50歳前後を指す」と書いてあった。それが第四版あたりから「60歳前後を指す」に変わった。10歳引き延ばした。編集者の実感を反映している。まあ、妥当である。現在の第8版も同様である。

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 「新明解」で古老を引いてみる。

 昔のことを知っている老人

 なるほど、うまい語釈だ。年齢を指しているわけではない。昔のことをよく知っている、生き字引のような老人を指す。年齢ではないけれど、老人でなければならない。あたりまえだが。

 若い人は知らないだろうが、と前置きしてしゃべることが多くなった。

 むかしの記憶が思い起こせないことが多くなったが、いざとなればスマホが助けてくれる。それなりの、いい加減な知識もあるけれど、昔のことなら語れる。

 まもなく、わたしは古老になる。

2025年10月10日 (金)

 人道橋がなくなる

  岡上(川崎の飛び地)が変わりつつある。道路が拡幅されバスが通るようになる。

 拡幅に伴い住居の取り壊しが始まった。鶴見川に架かる人道橋も取り壊されることになる。写真がそれ。人と二輪車しか通れない。幅広の橋に切り替わるが、工事中はどうなるのだろうか。

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 道路拡幅後は車両の通行が多くなる。車で通る人や新たにバスを利用する人は便利になるが、歩く人にはなんの恩恵もない。車が頻繁に通れば、事故に巻き込まれるおそれも多くなる。いらんけど、致し方ない。

 岡上にはコンビニエンスストア―がない。ペットボトルなどは鶴川駅前(町田市)で買うしかない。いつも利用している岡上分館には自販機があったが、撤去されてしまった。

 釣見川はかつては川幅が狭かった。そのためよく氾濫した。いつだったか、70年代か、河川工事により拡幅工事が行われた。人道橋近くにむかしの川筋が残されている。ひどく狭い。これでは氾濫する。今はその4倍ぐらいの川幅になっている。流れは緩やかである。

 紙切り二楽

 林家二楽が亡くなった。尿管がんだとか。まだ60前。一時、ひどく痩せたので気にしていたのだが・・・。

 二楽と言っても知らない人が多い。紙切りである。2代目正楽の息子。三代目正楽が亡くなったので、いずれ四代目を継ぐものと思っていたが、間に合わなかった。

 体をゆすりならおしゃべりをして紙を切る。このおしゃべりが面白い。もちろん紙切りも巧み。みごとな出来栄えで感心する。紙わざである。

 週刊文春の連載「川柳のらりくらり」の挿絵(紙切り)はどうなるのだろうか、最新号を立ち読みしてみると、病気加療のため、かわって倅の林家八楽が引き継ぐとのコメントがあった。

2025年10月 8日 (水)

「ワン・バトル・アフター・アナザー」

  久しぶりに、ハリウッド・アクション映画を観た。「ワン・バトル・アフター・アナザー」。デカプリオ主演。ショーン・ペンも出ている。監督はポール・トーマス・アンダーセン

 ハリウッドのアクションものは展開が目まぐるしい。省略が多く、ストーリーを追うのに精いっぱいとなる。のんびりは観てられないものが多い。年寄り向きではない。ならば、観なきゃいいと思われるかもしれないが、そういうものでもない。

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 冒頭、不法移民の収容所。ボブ(デカプリオ)は「フレンチ75」の一員として施設を襲って収容者を解放する。治安当局もだまってはいない。ロックジョー(ショーン・ペン)は組織を追い詰め、壊滅状態にする。それから16年後、ボブは娘のウィラとともにひそかに暮らしているのだが、ロックジョーはそのありかをつきとめる。ここから逃走劇がふたたび始まる。ロックジョーとウィラの母親との関係もあるのだが、それは省く。肝心なことだが。

 ロックジョーの背後には白人至上主義者組織がある。彼はその組織への加入を望んでいる。だから、ロックジョーはこの追跡には執拗である。

 といったことがあって、ウィラは捕まったりするのだが、ボブはからだがなまっており、十分な活躍はできないでいる。娘に対する愛情は人一倍なのだが。

 後半の、カーチェイスの場面が面白い。起伏にとんだ道をにげる。ちょっとした英知で生き延びる。ああ、そういう展開もあるのかと感心する。

 そして色濃いのは、家族の絆というか父親と娘の結びつきである。言ってみれば、ハリウッド・コードの定番なのだ。詳しく書くと、ネタバレになってしまうのでやめておく。 こう書いてみてもよくわからないと思うけど、なんだかんだあっても、家族の絆がテーマになってしまうのがハリウッド映画なのだ。

  つけくわえると、ショーン・ペンは奇怪な役回りである。それが持ち味だから、いつもそうなる。ファンの期待を裏切らない。

2025年10月 6日 (月)

扇辰・兼好二人会

 自民党総裁選は盛り上がらなかった。それより面白いのは、地方。伊東市長はどうなるか、前橋市長もホットニュースだった。前橋は何にもない街だから、これで活気が呼び戻せるかもしれない。

 私の見解ではない。兼好はこんなことをマクラでしゃべっていた。笑える。

鶴川落語」に行ってきた。今回は、入船亭扇辰・三遊亭兼好二人会。

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 今回の演目

  兼好  権助魚 

  扇辰  小間物屋政談

  扇辰  死ぬなら今

  兼好  竹の水仙

 「小間物屋政談」は短編小説のような噺である。落語噺としては長尺。偶然のすり替わりで、死んでしまった男が生きていたことがわかり、さて、どうなるのかといった物語。最後は大岡越前のお裁きとなる。大仰な顔の演技で笑わせるのが扇辰風。声だけじゃない。

 トリは兼好。宿屋に泊まった客は大酒のみ。しかも金は持っていなかった。となると「抜け雀」かと思うと、そうではない。裏の竹やぶで竹を切ってくるというところで、噺が分かれる。「竹の水仙」だとわかる。左甚五郎もの。落語通じゃないとわからない。 

 兼好の「竹の水仙」は宿屋の女将さんが愉快。亭主をどなりちらすが、客には色っぽくふるまう。この女将さんのパフォーマンスが笑える。お茶目キャラ。どう可笑しいかはライブでみるしかない。

 ふたりとも自分の持ち味を十分発揮していた。うまいもんだ。

 高市早苗さんが、お茶目にふるまえたら、おもしろいのだが・・・。

2025年10月 4日 (土)

岡上古道を歩く

 久しぶりに岡上を歩いた。

 岡上(川崎市麻生区)の郷土誌の研究会に参加している。月一度、岡上での会合があって、神社跡とか遺跡物を見てまわってきたのだが、近ごろはちょっとおろそかになっている。理由はいくつかあるが、メンバーが歳をとってきたこともある。

 今回、岡上分館(麻生区文化センター)の企画で、「岡上の古道を歩く」のセミナーがあった。講師は、宮田太郎さん。むかしの街道、このあたりだと鎌倉街道などの歴史にやたら詳しい研究者である。古道発掘にも尽力されてきた。

 午前中は鎌倉古道のレクチャー、午後は古い鎌倉道を探し、歩くという内容である。

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 いわゆる鎌倉街道はたくさんあった。いざ鎌倉となれば、各地から武士軍団が鎌倉に駆けつけるわけだから、道はたくさんあって当然である。

 武蔵国府(府中)から南に上り(鎌倉に向かう)、黒川の尾根道から鶴川、岡上を通過する道を、鎌倉街道早ノ道という。その先は、現在のTBS緑山スタジオの脇を抜けて江の島あたりまで続いている。早ノ道というからには、昔は高速道路のような感覚だったのだろう。といったようなことはたいへん興味深いのだが、長くなるのでやめておく。写真のまんなかあたりがむかしの鎌倉道。

 曇りなので歩きやすかったが、それでもけっこう汗をかいた。古道は今の道から比べると細い。裏道のようでもあり、幹線道路によって分断されているので、むかしの道筋をそのまま歩くわけにはいかない。

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 写真は帰りがけに見た岡上の田んぼ。まもなく刈入れである。畔には曼殊沙華。ことしは開花が遅いと聞いていたが、そのとおりだった。

 スマホの歩数計は14000歩を表示していた。けっこう歩いた。

 

 

2025年10月 2日 (木)

特殊詐欺防止対策

 固定電話に妙な電話がかかってくる。

 ナンバーディスプレイに海外からのものらしい表示が出る。留守電設定にしているので、出ない。用件を吹き込んでくれとのテープがながれると、それにお構いなしにしゃべり始める。あっちもテープのようだ。そのままにしておくと長くしゃべる。受話器をとり、直ちに切る。おそらく、なんとか詐欺の電話だろう。

 都内に出かけた。改札を出ると警官がいた。道を訊くとただちに教えてくれたのだが、固定電話はお持ちかと訊かれた。はいと答えると、最近の特殊詐欺のほとんどは海外からのものなので注意してくださいとのことば。立ち去ろうとすると、海外からの固定電話の受信をカットする方法があります。1、2分で済みますから手続きをしてくださいと言う。こちらの都合も聞かず、強引に、ことば巧みに交番に誘う。客引きかよ。

 歌舞伎町の客引きに似ている。マニュアルがあるらしい。年寄りには必ず声を掛けるとか。とりわけ騙されやすそうなじじいには。

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 新百合ヶ丘駅前にも交番はあるが、そうした勧誘はない。それより、駅前なのに交番の場所がわかりづらい。ペデストリアンデッキの階下にある。写真は、交番があるとの小さな看板。これではわからん。見逃してしまう。

 

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