「ワン・バトル・アフター・アナザー」
久しぶりに、ハリウッド・アクション映画を観た。「ワン・バトル・アフター・アナザー」。デカプリオ主演。ショーン・ペンも出ている。監督はポール・トーマス・アンダーセン。
ハリウッドのアクションものは展開が目まぐるしい。省略が多く、ストーリーを追うのに精いっぱいとなる。のんびりは観てられないものが多い。年寄り向きではない。ならば、観なきゃいいと思われるかもしれないが、そういうものでもない。
冒頭、不法移民の収容所。ボブ(デカプリオ)は「フレンチ75」の一員として施設を襲って収容者を解放する。治安当局もだまってはいない。ロックジョー(ショーン・ペン)は組織を追い詰め、壊滅状態にする。それから16年後、ボブは娘のウィラとともにひそかに暮らしているのだが、ロックジョーはそのありかをつきとめる。ここから逃走劇がふたたび始まる。ロックジョーとウィラの母親との関係もあるのだが、それは省く。肝心なことだが。
ロックジョーの背後には白人至上主義者組織がある。彼はその組織への加入を望んでいる。だから、ロックジョーはこの追跡には執拗である。
といったことがあって、ウィラは捕まったりするのだが、ボブはからだがなまっており、十分な活躍はできないでいる。娘に対する愛情は人一倍なのだが。
後半の、カーチェイスの場面が面白い。起伏にとんだ道をにげる。ちょっとした英知で生き延びる。ああ、そういう展開もあるのかと感心する。
そして色濃いのは、家族の絆というか父親と娘の結びつきである。言ってみれば、ハリウッド・コードの定番なのだ。詳しく書くと、ネタバレになってしまうのでやめておく。 こう書いてみてもよくわからないと思うけど、なんだかんだあっても、家族の絆がテーマになってしまうのがハリウッド映画なのだ。
つけくわえると、ショーン・ペンは奇怪な役回りである。それが持ち味だから、いつもそうなる。ファンの期待を裏切らない。
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