生田寄席 燕路の会
生田寄席に行ってきた。今回は柳亭燕路独演会。
開口一番に上がったのは柳亭ちょいと。まもなく前座(まだ見習い)である。柳亭こみちの弟子。ということは燕路の孫弟子になる。
今回の演目
柳亭燕路 片棒
柳亭市若 掛取り
柳亭燕路 子は鎹
大ネタがならんだ。こういう例は少ない。
燕路は元気で明るい。声も大きく張りがある。賑やかな「片棒」は得意ネタなんだろう。この「片棒」、木遣りがあり、手古舞があり、お囃子があり、といったぐあいで、にぎやかである。それだけにかなりの技量がいる。声量もいる。歌がうまくなくてはできないネタである。それを軽快に、にこやかにやってしまう燕路はすごい。市若の師匠の柳亭市馬に次ぐぐらいと言ってよい。
市若の「掛取り」も難しいネタである。大みそかの掛取りをうまく追い返す噺である。掛取りの好きな話題で持ち上げ、掛けを来年に延ばしてもらう。狂歌好き、芝居好き、ケンカ好きなど、ことば巧みに言いくるめる。
市若の師匠・市馬の三橋美智也バージョンで大人気を博した。のど自慢の市馬ならではの改作である。
市若は、この部分を競馬好きにして、工夫を凝らしている。この工夫はよいが、ちょっと早口が気になる。もっとゆっくり喋ればよいのに。
とくに、狂歌の部分は、ゆったりやったほうが、観客の心にとどく。
貧乏をすれど我が家に風情あり 質の流れと借金の山
山水やねえ。
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