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2026年1月19日 (月)

桂文珍独演会

 桂文珍独演会に行ってきた。毎年麻生市民館で開催されるこの会は19年目になったという。来年で20回。長く続いてきた。1000人収容できる大ホールが満席になるから文珍人気は息が長い。上方落語では、80過ぎた文枝と77の文珍がずっとリードしている。

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 今回の演目

    AI・ルモンド

      仏馬

  百年目

AI・ルモンド」は新作。老人はスマホだのAIにはついていけない。それをマクラでおもしろおかしく語る。まあそのとおりである。チャットGPT(チャッピー)はその能力に驚くが、慇懃無礼なところがある、と。これはわたしも感じる。

 ホログラフのチャッピーがやってきて、あれこれ解説するのだが、食い違いが生じる。タイトルの、ルモンドの部分は、問答に聞こえる。それで、ルモンドにしたと語っていた。世界という意味ではない。チャッピー問答。古典噺「こんにゃく問答」のアナロジーである。

 トリの演目は「百年目」。大ネタである。使用人を厳しく育てている番頭さんが、隠れて花見にいく。芸者をあげての舟遊び。気を緩めて踊っていると、ばったり旦那とでくわしてしまう。万事休す。うなだれて店にもどるのだが、クビになると観念する。翌日、旦那から上に立つ者の心得、部下の育成を諭される。といったストーリーである。中間管理職の人たちには人気があると言う。ふーん、わたしはちょっと説教臭く感じるのだが。だから、その部分をこってりやるか、さらりとやるかで、噺の印象は違ってくる。文珍はさらり派である。

 すこし戻って、チャッピーの話。

 文珍は80近くなっても最近の政治や世相まで目配りを怠りない。それをギャグにしてマクラで語る。これが愉快。チャッピーもやり玉にあげる。丁寧で親切。それを前面に押し出す。そこがちょっと、と感じるのはわたしも同様。

 優等生的なんだよね。たまには「ごちゃごちゃ言うんじゃねえよ!」ぐらいの捨てセリフがあってもよい。

 いちど、「それだけの情報では回答はできません。もう少し情報をください」との回答があった。ハイ、ワカリマシタ。落語からすこし逸れた。

 ついでのひとこと

 印象に残った時事ギャグ。大阪も同時選挙となる。維新は都構想を訴える。将棋に関係があると文珍さん。が成ってになる。そのこころは、になる。

 

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