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2026年2月 8日 (日)

遊雀・萬橘二人会

 鶴川落語、今回は三遊亭遊雀三遊亭萬橘二人会である。同じ三遊亭だが所属団体は違う。遊雀は芸協、満喫は圓楽一門。それはどうでもよいが、円楽一門は常設の寄席には出ないというか出られない。そのあたりの事情はよくわからない。

 遊雀はアドリブを交えながら楽しそうに演じる。観客とじゃれているよう。落語を楽しんでいるのが伝わってくる。萬橘はボーっとしているようだが、噺に入るときちんとした古典噺を演じる。ギャクの仕込みもいい。わたしは二つ目のころから注目して聴いてきた。トップクラスの噺家である。

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 今回の演目

 遊雀   二番煎じ

 萬橘   軒付け

 萬橘   二階ぞめき

 遊雀   御神酒徳利

 あまり演じられない演目が入っている。「軒付け」は下手な義太夫語りのドタバタ噺である。

 中入り後の「二階ぞめき」も珍しい。談志のCDで聴いたことがあるが、ライブでは今回が初めて。若旦那は吉原が大好きだが、ひやかし専門。番頭は一計を講じて、家の二階に遊郭のちょんちょん格子をつくってしまう。若旦那は大喜び。そこで独り芝居を演じるという噺。萬橘は談志よりすっきりした噺に仕立てていた。

 鶴川落語は今回で60回になる。ひとつの節目。で、トリの遊雀は、ちょっと長いけど、めでたい噺をたっぷり演りますと語って、「御神酒徳利」に入った。

 この噺、久しぶりに聴いた。市馬とか鯉昇のみごとな「御神酒徳利」が印象に残っている。店の大掃除で家宝の神酒徳利が行方不明になってしまうのが発端。二番番頭がそろばん占いでその徳利を見つけ出す。じつは徳利の置き場所を忘れていただけなので、思い出せば、占いは当たって当然。それから神奈川宿、大阪と舞台は移っていく。長いストーリーである。

  コミカルに軽快に演じた。遊雀らしい。本格的に演らないところがよい。

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