志ん輔独演会
花粉が舞う中、生田寄席に行ってきた。今回は古今亭志ん輔独演会。
年末、志ん輔は自転車で転んで骨折したという。股間節を。たいへんじゃないか。手術とリハビリでなんとか痛みもなく歩けるようになったというが、高座に上がるのは一苦労である。生田寄席の階段はきつい。72歳だもんね。
マクラはそんなはなし。今回の演目
宮戸川
宗珉の滝
二番煎じ
「宮戸川」は正確に言うと、「宮戸川(上)」である。後半は演じられることが少ない。時間が長くなることもあるが、ちょっと残酷な場面があるので、やらない。この落語のおもしろいところは、前半、霊岸島の叔父夫婦が登場する場面である。のみ込みの早いオヤジはなんでも察してしまう癖がある。おばさんはとぼけキャラで昔を懐かしんだりする。ばかばかしい夫婦のやり取りは笑いを誘う。志ん輔は楽しそうにたっぷりやった。
「宗珉の滝」は珍しい。一度ぐらいしか聴いたことがない。それが、志ん輔だったような気がする。腰元彫りの宋三郎は師匠・宗珉から破門されるが、精進の結果。みごと滝を描いた鍔を掘って、破門が解け、二代目宗珉となる噺である。志ん輔、得意の演目である。
トリは、おなじみの「二番煎じ」である。寒い季節に演じられる。今年は二度か三度聴いている。番小屋で酒を呑み交わすことになる。そこに見回りの侍がやってきて・・・という噺である。旨そうに酒を呑み、しし鍋をつつく。このあたりがいかにも愉快な宴席となりる。名人芸である。
いい噺が聴けた落語会だった。
ついでのひとこと
昭和のオヤジは、カタログギフトなど好きじゃない。めんどくさい。居酒屋でいっぱい。これがよい。
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