「そして彼女たちは」
少子化がとまらない。行政は、出産や子育てなど多岐にわたって手厚い支援をしているが、効果は薄い。出生率は低下したままである。このままでは限界集落どころか、限界国家になってしまうという声もある。
どうしたらよいか、さまざまな手を打っているようだが、決定的な打開策は・・・ない。結婚してもしなくても、子どもはいらないと考えている若い人が多くなっているということか。子育てはたいへんだけど、喜びもある。そう思うが、若い人には通じないようだ。
ベルギー映画「そして彼女たちは」をアートセンターで観てきた。監督はダルデンヌ兄弟。
妊娠した少女とか子育てが大変という若い人たちを支援する施設を舞台にした物語である。妊娠したけれど恋人の男は出産を望んでいなかったり、親から結婚も出産もいやだと言われていたとか、ひとりでは育てられない女性たちを描いている。
それぞれ事情がある。金銭的な問題も大きい。貧困。シングルマザーで働きながら子を養っていくのは難しい。夫婦共稼ぎでも思うような子育てはできない。ここでは支援施設のスタッフ、彼女たちの母親も登場する。思うようにはいかないもどかしさも描いている。
若い人がこの映画の上っ面だけを観たら、やっぱり出産はムリと感じてしまうかもしれない。いや、救いもある。両親(赤ちゃんの祖父母)の支援があれば大丈夫と言う声も聞こえてくる。










