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2026年4月 5日 (日)

「死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ」

 ヨーゼフ・メンゲレという人物についてはまったく知らなかった。ナチスドイツ時代、アウシュヴィッツ収容所の医師で、不要な人物を選別してガス室に送り込んだり、優生学の観点から人体実験をしたりして「死の天使」と呼ばれた。敗戦後、南アメリカに渡り、逃亡生活を続けた。ヒュージティブ(逃亡者)である。アイヒマンは捕らえられイスラエルで処刑されたことは知られているが。メンゲレのことは、日本では知られていない。 

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 アート・センターで「死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ」を観てきた。

 アルゼンチン、ブラジルなどにナチスの残党は逃げた。モサドの執拗な捜索は何十年にもわたって続けられた。

 映像はモノクロ。かなり古い50年代か60年代のフィルムノワールのような映画になっている。一部、アウシュヴィッツ時代の回想シーンなどは古びたカラー映像になっている。この対比、これもひとつの趣向である。

 おもに、ヨーゼフ家族を中心に描かれる。息子との確執。ヨーゼフはアウシュヴィッツ時代を反省しない。ただ業務を果たしただけ、優生学の探究をしただけと主張する。息子はあきれる。

 ハンナ・アーレントの「凡庸な悪」という評価を思い浮かべるが、それ以上のことはわからない。

 結末については言わないほうがよいだろう。ユダヤ人の、つまりイスラエルの執拗な追及を感じる。墓をあばいてでも探しだそうとする。観てないと、なんのことかわからないだろうが・・・

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