痛みはどこから
腰の痛みはいくぶん和らいだ。屈んだりするとイテテテとなる、靴下が履けない、などなどあるけれど、ひっくりかえるほどの痛みはなくなった。
新聞に痛みということばがあると、すかさず反応する。先だっての毎日新聞に「慢性疼痛の陰にADHD」という記事(7/2)が載っていた。
慢性的な強い痛みがあると、約4割にADHD(注意欠陥多動性障害)の症状がある。ADHDの薬を痛みのある患者に投与すると、痛みが緩和する、あるいは無くなるという例が多い。因果関係はともかくとして、ADHDと疼痛に相関性があると考えてもよいという内容だった。
痛みが心因的なものからきているという話はよく聞く。胃痛などそうだ。心的ストレスが原因である。
それで思い出したのが夏樹静子さん。人気のミステリー作家。10年ほど前に亡くなったので、今は知らない人が多くなっているが、ミステリー小説はレベルが高く、愉しませてもらった。その夏樹さんは腰痛に悩まされた。いつくもの治療(整形外科から民間療法まで)をうけたが一向によくならなかった。ようやくたどりついた病院で、心因性のものと診断された。そこから心療内科による治療が始まった。ついには断食療法。これによりようやく腰痛は緩和されることになった。その辺りの事情は『椅子がこわい』」という著作で紹介されている。
腰の痛みは心的ストレスからきていた。ベストセラー作家は忙しい。取材、執筆、締め切りに追われる日々。ストレスが高まって、からだを支えきれなくなっていた。支えの悲鳴が腰痛となってあらわれたのである。夏樹さん自身も信じられないような治療だが、ともかく腰痛は改善された。
ひとことで断食療法というが、実は奥深い。ここではそれに触れない。詳細は別の機会にする。
わたしの腰の痛みがどこからきているのかはよくわからない。筋肉や骨格の老化からと言われれば、ま、そのとおりだろう。
断食はしない。今しばらくは、ムリせずゆっくり腰を動かすようにしよう。それで治る、と思う。









