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世事・世の中

2024年2月25日 (日)

里山フォーラム

 麻生区は緑地が多い。山と里の間にある地域を里山と呼ぶが、麻生区は農地や山林も多く残されている。この里山の自然に親しんだり保全に取り組んだりしているグループがいくつもある。この一年の活動を報告するイベントが開催された。「里山フォーラムin麻生」。

 このイベントのお手伝いをしている。大したことはしていないが、今回は受付などを担当した。

 麻生区は東京のベッドタウンとして発展した。住宅街が広がっているが、自然が豊か。山林や農地も多く残されている。川崎市の中でもとりわけ緑地が多い。

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 山林は放置すると荒れてしまう。適度な伐採や下草刈りが必要になる。行政だけでは保全活動はできないので、ボランティアグループが活躍することになる。農地を借りて地場野菜の栽培に取り組んでいるグループもある。万福寺人参の栽培がそうだ。公園や道路脇の花壇の整備は日本各地で行われているが、麻生区でもボランティアグループがやっている。小学校などでは自然と親しむ野外活動がごくふつうに行われている。麻生区は、他の地域に比べ、こうした活動が多いといえる。

 都市にしては自然が多く残されているから、それをしっかり守り、後世に伝えていこうという意識は高い。

 多くの団体の発表があったが、ことしはムクロジの紹介があった。ムクロジといっても知らない人が多いと思う。

 ムクロジの実は羽根つきの玉として利用して。あの黒い玉が実である。果皮は石鹸代わりとして使われていた。水に入れてかき回すと泡立つ。サポニンという成分が入っているとのことだ。落語に「茶の湯」という噺がある。茶葉の代わりにこのムクを使って泡立て飲むシーンがある。ああ、あれかと思い出す人もいるだろう。

 それにしても、多くの人が集まった。自然環境保護とか生物多様性とか持続可能な社会とか叫ばれているが、それらへの関心が高いということだろう。

   ま、それはそれはともかくとして、緑の多い遊歩道を歩くのは気持ちがいい。麻生区は平均寿命で男女とも日本一になった。里地里山に親しむ活動が活発なのは健康長寿と関連しているかもしれない。

2024年2月21日 (水)

 お寺の掲示板

 お寺の山門脇に掲示板がある。箴言とか戒めとか格言とか、気の利いたことばが掲げられている。

 写真は、潮音寺の掲示板。散歩中に見つけた。袋づくしである。玉袋はない。

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 新聞の片隅に「お寺の掲示板大賞」という記事が載っていた。毎年、コンテストをやっているとのことだ。2023年の大賞は、東京の妙円寺(日蓮宗)が獲得した。

ことばだけ立派な者は敵である 釈尊

 わかりやすい。ことばだけよくても、行いがわるけりゃなんにもならない。むしろ敵だということだ。敵だと言い切るところが潔い。

 立派な訓示も実が伴わなければダメ。僧侶だって説法がうまくても言行不一致ならば失格である。

 だからこのことば、僧侶自らの戒めであるともいえる。

 大賞以外の受賞作も紹介しておく。

何が私を苦しめているのか。自分が握りしめている、その物差しです」  

 こっちのほうが深い。

2024年2月17日 (土)

「鮟鱇男」

 冬は鍋である。我が家ではキムチ鍋が多かったが、今年は何度かアンコウ鍋になった。こっちの方がうまい。

 アンコウは肝である。肝がキモ。以前はそのまま鍋に入れていたが、肝を摺ってスープに溶かし込ませるようにした。スープが俄然うまくなる。調理するのは妻であって、わたしはいっさい手出しをしない。妻がその方がうまくなるとの情報を聞きつけてきたからである。わたしがエラソーに言うことではない。

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 宇野鴻一郎に「鮟鱇男と月」という短編がある。新潮文庫の『アルマジロの手』のなかにある。宇野鴻一郎と言えばポルノ小説家となっているが、その手の小説を書く前は、民俗的というか伝奇的な小説を書いていた。本書もそのひとつ。後年のエロスにつながるような短編集である。 

 主人公は早食いで大食漢である男。色黒の顔に異様に大きい口がついている。まさに鮟鱇である。その男が女子社員と関係をもつ。女と楽しんでいたが、やがて次第に絡みとられていく。会社の金は女に持ち出されているようだが、とりたててことあげはしない。アンコウはほとんど棄てるところがない。顎と背中の骨を残してほとんど食べ尽くされる。同じようにこの男も女にしゃぶり尽くされていく。男はそれを不幸だとも不運だとも思わない。

 堕ちていくのも快感なのだ。マゾヒズム。頽廃が至福なのだ。

 ということはともかくとして、アンコウの身を食い、骨をしゃぶる。そして肝を溶かし込んだスープも雑炊にして食べる。冬はアンコウがよい。

2024年1月30日 (火)

 数独の作り方

 新聞や雑誌のパズルの多くが「数独」になっている。コーヒーショップでも誰かしらが数独に取り組んでいる。かつてはクロスワードパズルが主流だったが、いまや数独の時代となっている。

 いっとき数独に夢中になったことがある。暇つぶしには格好だ。しばらく続けていたが、止めてしまった。そんな時間があるなら本を読んでいた方がよいと気づいた。

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 でも、パズルとしてはよくできている。すべて数字が埋まった状態の完成図は美しい。タテヨコ1から9までの数字がひとつずつばらばらに並び、九つのボックスも1から9の数字で埋まっている。ビューティフルだ。

 こういう数列があるのが不思議だし、それがいくつもある。いったいどのくらいの組み合わせがあるのだろうか。数学の得意の人ならたちまち計算してしまうのだろうが、アタシにはムリ。コンピュータならただちに正解にたどりつくにちがいない。

 もうひとつ、数独はどうやってつくっているのだろうか。完成図からひとつずつ数字を抜き、確かめながらつくっているはずだが、それではかなり時間がかかってしまう。制作元の「ニコリ」は、コンピュータを駆使して短時間で作っているのだと推測する。

 ネットで調べてみると「数独の作り方」が載っている。なるほど論理的な作り方をしているんだとわかる。

 完成図に戻ると、数列を入れ替えても完成形ができる。たとえばヨコ1列目と2列目を逆にしても完成図は崩れない。3列目と入れ替えても同じである。

 なるほどと感心する。利用者、夢中で解いている人は、作り手のことを考える暇はない。解けないといらだつ程度で、作り手のことを考えることはない。

 ずっと前、クロスワードパズルに夢中になったことがある。しかも英語のクロスワードだ。初級レベルのものだが、日本語のものよりおもしろかった。それによって、ボキャブラリーが増えるかと言えば、そんなことはなかった。脳トレにもならない。ま、暇つぶしだった。

 

2024年1月22日 (月)

どんど焼き 象潟

 川崎市麻生区では、17ヶ所でどんど焼きが行われた。地域情報紙に、実施場所と日時の一覧が載っていたから17ヶ所と分かった。この数、一地域では多いのではないか。

麻生区は平均寿命が男女とも日本一になった。どんど焼きと関連があるかどうかわからないが、どんど焼きができる場所があるってことと多少関連があるのかもしれない。これだけやると、消防団も忙しい。

 写真は、岡上の和光大学前の田圃でのもの。タイミングがよければ小田急線の電車からも見える。

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 話はかわって、能登の大地震。海岸線が4メートルほど隆起した個所がある。堤防が浮き上がっている。すごいエネルギーで盛り上がったことがわかる。

 隆起で思い出すのは秋田の象潟である。象潟は芭蕉の「奥の細道」に登場する。「象潟や雨に西施がねぶの花」と芭蕉は詠んだ。当時は、入り江にいくつもの小島が浮かぶ松島のような景勝地だった。後の大地震で2メートルほど隆起し、さらに土砂が流れ込んで現在の姿となった。

 何年か前、ここを訪れたことがある。芭蕉時代の面影はない。かつて入り江だったところは原っぱとなり。小島だったところは小高くなっているだけ。風光明媚とはいかない。

 船着き場だったところはそのまま残されており、芭蕉の句碑が建っている。

 能登の港はどうなるか。元に戻すことはできない。隆起した後の現在の地形で船着き場や堤防をつくるしかない。早い復旧と大きな余震がないことを祈るだけだ。

 

2024年1月 8日 (月)

七草粥 そして成人の日

 2024年が明けて、能登地方の大地震、羽田の事故。テレビを眺めるうちにたちまち一週間が過ぎてしまった。

  被災地ではインフラはいまだ回復していない。さぞや難儀な暮らしになっているかと思うが、こちらはなにもできない。物資が早く届き、とりあえずの生活ができることを祈るばかりだ。

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 昨日は七草だった。区役所の広場では毎年七草粥がふるまわれる。多くの人が集まる。私は別件もあって出掛けたが、並んでまでして食べる気はない。あれはさしてうまくない。飽食の時代で、舌が肥えてしまっている。むかしなら喜んで食べた。

写真を撮っただけ。七草も展示されている。家に帰って松飾りを降ろした。

 それにしても月日の経つのは早い。こちらはスローな暮らしなっているのに月日は勝手にすばやく過ぎていく。もう成人の日だ。むかしは15日だったのに・・・。

 例年、新成人(18歳でも20歳でもどちらでもよい)が騒ぐようになっている。派手な衣装のパフォーマンスが繰り広げられる。わるいことではない。

 世間様に迷惑をかけない程度に、騒げ! 踊れ!

 

2024年1月 2日 (火)

初詣は十二神社

 あけましておめでとうございます

 元旦、初詣に出掛けた。例年通り十二神社。この地域の守り神である。午前中だったので人出は少ない。

 鈴緒は柱に縛られ、鳴らすことはできない。新型コロナも5類になったのだから元に戻してもよいと思うのだが、そうはしていない。おみくじも同じ。ことしも売っていない。ちょっと寂しい。おみくじぐらいいいじゃないか。十二神社は、まだ5類以前の(なんだっけ? 2類だっけ)の空間となっている。

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 年末年始のテレビは特番が多い。テレビ東京は「孤独のグルメ」をずっと流している。中年男が町の食堂に行き、食べるだけの緩い番組。わるくはないけれどずっと見続けるような番組ではない。

NHKは年末に「ドキュメント72時間」のスペシャル番組をやっていた。この番組は気に入っている。三日間カメラを回す。集合住宅の集会場とか冬のコンビニエンスストアとか。そこに集まる人にインタビューする。市井の表情を映し出す。ビデオに撮っておいた。

 これか落語番組を観ようと家に帰ってテレビをつけると、能登半島で地震が起きたと報じている。大津波警報が出されている。こりゃ大変だ!

 春から大地震か。鎮まれ! と祈るしかない。

  おみくじを引かなかったが、世は大吉ではなさそうだ。

2023年12月31日 (日)

ことしの終わりに  イマジン

 パソコンのカスタマズやソフトのインストールに手間取っている。思うようにいかない。暮れは暇なはずなのに・・・と、ぼやいている。

 外出した。ずっとパソコンでは目が疲れる。王禅寺まで出かけた。歩くと小一時間かかるのでバスにした。写真は王禅寺の本堂。映っている枯れ木は柿。日本で最初に見つかった甘柿である禅寺丸柿の原木である。ほんとうに原木かどうかはわからないけれど、ずっとそう言われているからそうなのだろう。

 訪れる人はほとんどいない。年末はそんなものだろう。

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 今年は戦争のニュースが多かった。ロシアのウクライナ侵攻は続き、パレスチナではイスラエルがハマス殲滅に躍起になっている。ガザ侵攻によりパレスチナの死者は2万人を超えた。7割は女性と子供という。

 なんとかならないものか。「イマジン」がむなしく響く。理想はそうなんだろうが、宗教だの民族だのがからむと厄介になる。

ジョン・レノンの「イマジン」は日本語の歌詞がつけにくい。「想像してごらん」 ではメロディに乗りにくい。意訳するしかない。忌野清志郎の訳詞がうまい。

 天国はない ただ空があるだけ

 国境もない ただ地球があるだけ

 みんながそう思えば簡単なことさ

 といった調子。単純明快でよい。後半、こんな歌詞がある。

 誰かを憎んでも 派閥をつくっても

 頭の上だけ ただ空があるだけ

 派閥である。今は、自民党の派閥を思わせる。

 ごちゃごちゃ言いたいこともあるけれど、やめておく。今年もまもなく終わる。

 それでは

 よいお年を! 

 

2023年12月24日 (日)

万福寺人参品評会

 今年も万福寺人参品評会が開かれた。今年で24回目になる。

 異常な猛暑のため、うまく育たなかったとか全滅だったという声を聞いていたので、出品は少ないと予想していたのだが、そこそこ集まった。昨年の7割ぐらいか。

 麻生区近辺ではむかしから、ごぼうのように長くて紅いニンジンが栽培されてきた。収穫まで手間がかかるということで栽培する農家が減り、絶滅状態にあった。これではいけないと有志が立ち上がり、専業農家のほか、家庭菜園とか学校の農園を中心に栽培されてきた。年末に品評会を開くことで認知度の向上や栽培の拡充を図ってきた。

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 品評会では、例年のように長く立派なニンジンが出品された。あの暑く長い日照りをしのいできたニンジンである。写真をしっかり見ていただきたい。葉っぱも立派である。

 ということで、いつものように無事終えることができた。

 暑さは大変だったが、いいこともある。麻生区ではナラ枯れが問題となっていたが、ことしはその声を聞かなかった。ナラ枯れを引き起こすキクイムシの活動がなかった(あるいは、にぶかった)ことによるものと思われる。虫も暑さに負けたわけだ。

 このまま死滅すればよいがそうはならない。涼しい場所を求めて北上するものと考えられる。これからは東北が要注意だ。

 

2023年11月30日 (木)

 アンチ・ストレス・ソフト

 パソコンを買い換えた。

 古いパソコンは反応が鈍くなった。カメのようにトロい。場面がなかなか切り替わらない。イライラする。ストレスがたまる。で、買い替え。同じNECのパソコンにした。

 新しいパソコンは早い。スラスラ、サクサク。ところが、三日目ぐらいでマウスが動かなくなった。ポインターも消えた。あれこれやってみたがダメ。ノジマに相談した。とりあえず店に持参して、店の担当者とあれこれいじってみた。すると突然回復した。原因は不明だが、そのときウイルスソフトをアンインストールした。このソフトがブルートゥースのじゃまをしていたのではないかと推測した。ほんとうの原因はわからない。

 家に帰り、ふたたびパソコンに向かったのだが、うまくいかない。またマウスがダメ。右クリックと左クリックが逆になっている。そこで「設定」→「デバイス」→「マウス」で左右逆になっているのを確認し、逆に戻した。これで直った。やれやれ。ストレスがたまる。

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 この歳になると思うようにいかないことが多くなる。イライラするのだが、たいていのことは歳だとあきらめるようにしている。無理をしないことだと自分に言い聞かせている。

 ラーメン屋では並ばない。並ぶほどの価値はないとあきらめる。人混みにはいかない。面倒なことはしない。頭はつかわない。脳トレがボケ防止になるというけれど、さて、どうだろう。脳トレ程度でボケが治るとか進まないなら高価な認知症薬はいらない。活字の小さい雑誌や本は読まない。努力しない、我慢しない。節約しない。

 似合わぬことは無理をせず、である。といったようなことでストレスを貯めぬようにしている。ボーっとするのがよい。適度のわがままもよい。そして少々の酒。

 アンチ・ストレス・ソフトをインストールすることが、年寄りには必要だろう。 

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