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ジョーク

2016年10月21日 (金)

 クマ出没

 ことしはクマによる被害が多く出ている。

 人里まで出没している。これほど多く人里に降りてきているのは山の食べ物が不足しているからだそうだ。クリ、ドングリ、カキなどが不作で、とても冬を越せるような状態ではない。それで人里近くまできて餌をあさるようになった。

 山歩きをすると「熊に注意」という標識を見かける。対策として、鈴を鳴らしながら歩くとよいといわれる。実際、山道で腰に鈴をつけた人とすれ違うことが多い。どれほどの効果があるかはわからない。

飢えたクマならヒトだろうが何だろうが恐れないだろう。鈴はクマに存在を知らせるようなもの。かえって危険かもしれない。

こんなクジョークがある。ちょっとブラック。

山道を歩いていると、動物のフンがあった。クマのフンか、それともカモシカかタヌキか素人にはわからない。

「あっ、これはクマのフンだ」と山歩きのベテランが言った。

これがクマのフンだとなぜわかるかと問うと、 「ほら、フンのなかに鈴のかけらが混じっているでしょ。」

 

2015年2月14日 (土)

 乳牛にまつわる小咄

 

 このところ、かたい話が続いた。で、小咄を。そこそこ有名な軽い小咄。

乳牛のミルクは時間ととも溜まってくる。乳房を見たり触ればだいたいの量はわかる。搾りごろもわかる。逆に、おっぱいの張り具合で大よその時間がわかる。

 ある牧童は、おっぱいを触って、ひょいと持ち上げれば、およその時刻を当てるという。かなり正確。それが評判になった。ほんとうかどうか、町の役人が調べにきた。

 牧童に、いま何時か? と訊いた。搾乳中の牧童は、おもむろに搾乳中のウシのおっぱいを持ち上げ、「三時半だね」と答えた。たしかに当たっていた。

 役人はどうしてわかるのかと訊ねた。

「ほら、こうやって持ち上げると、向こうの学校の時計台が見えるんだよ」

 

 乳牛にまつわる小咄をもうひとつ。これは成人向け。艶笑小咄。

 とある牧場に、若い女性たちが乳搾り体験ツアーでやってきた。

 牛の乳首を握って、ちょいとしごきながらひっぱれば搾れると教わった。簡単だった。みな乳搾りを楽しんだ。

 ところが、ひとりの娘だけはうまくいかなかった。「なかなか出てこないし、最後に出てきたけど、ドロドロしていてミルクらしくなかった」と不満を言う。

 そんなことないはずと、牧場主はいぶかしんだ。どの牛を絞ったかと問うと、娘は、あれと、指さした。

「ありゃ、牡牛だ」

2014年7月 3日 (木)

 ピノキオちゃん、さあ、ウソをおつき

 

 半年過ぎてしまった。早いものだ。

ことし、これまでに観た映画のベストスリー。

「ネブラスカ」がトップだな。これに続くのが「ラッシュ/プライドと友情」か、今週初めに観た「チョコレートドーナツ」となる。

その「チョコレートドーナツ」の中に、ピノキオのギャグ(ジョーク)がでてくる。わずか数秒で、映画の本筋とは関係ないから、観た人は忘れちゃってるかもしれないけれど、記憶に残った。

ピノキオは木でできている。ウソをつくと鼻が伸びる。これは誰もが知っている。それがジョークのコンセプトになる。

木の棒を股間にあてて、ウソをつく。これだけでギャグが一丁上がりというわけだ。

ピノキオもので、おおいに流行ったジョークがある。

艶笑小咄になる。ローレンス・ブロックのマット・スカダー・シリーズ(どの作品かは忘れた)の中に出てきた。

 

 裸の女がピノキオの顔にまたがって、言った。

 「ピノキオちゃん、さあ、ウソをおつき」

 

 もうひとつ。こんなのはどうか。

 ピノキオが女の子を喜ばせることができなかった。ゼベット爺さんに、どうしたら上手くいくかを訊いた。

「そうさなあ、サンドペーパーでよく磨くんだ。それから、ゼリーをたっぷりつけて・・・」

 しばらくして、爺さんはピノキオに首尾を訊いた。

「いや、女の子なんか、どうでもよくなった」

2014年1月18日 (土)

実子騒動を考える

 

できちゃった婚で生まれた子のDNA検査をしたところ、父親と血のつながりがないことがわかった。父親はそれをマスコミにばらした。

芸能ゴシップには疎いので、渦中の大沢樹生が光GENNJIの元メンバーであることも、その妻(のちに離婚)が喜多嶋舞であることも知らなかった。こういう騒動があると、芸能界の知識も多少増える。喜多嶋舞の母親の内藤洋子のことなら知っている。ルンナである。

実子とばかり思っていたのが、実は父親との血縁がないことはよくある。昔からあったが、血液鑑定法のない時代は真相を確かめるすべはなかった。血液型だのDNA検査ができるようになると、いろいろなことが発覚する。産院での取り違いもあるし、浮気もあるだろう。

サルの世界でも、できた子ザルがボスザルの子でないことはよくあると聞いたことがある。メスザルは隠れてボスザル以外のオスと情を交わし、子をなす。子ザルのDNA鑑定をすると予想以上に婚外子なのだそうだ。知らぬは亭主ばかりなりは人間界だけのことではない。

鮭の産卵シーンがテレビでしばしば放映される。よく見ていると、大きなオス鮭は他のオスが近づかないよう追い払っているが、いざ産卵の瞬間となると、小さな鮭がコバンザメのようにメス鮭に寄り添うようにして精を放っている。受精卵の何割かは小さな鮭のものと思われる。それで多様な遺伝子が引き継がれていくのである。

 

日本の法律では、できた子の父親は婚姻中の父親の種でできた子とみなしている。民法では、女性は離婚後6か月間は結婚できないとなっている。その間に子が生まれた場合は前夫の子となる。事実はともかくとして、みなすのである。推定実子である。これを改定しようという動きはある。DNA検査ができるようになると6か月ルールもなくなっていくと思われる。時代の流れである。

 

浮気や実の子をめぐるジョークはむちゃくちゃたくさんある。有名なジョークをひとつ。

娘が母親のところに駆け込んできた。

「ママ、大変なの。実はクリーニング屋の次郎さんとつきあっているんだけど、パパにそれを話したら、あれはいかん、ぜったいやめろと言うの。次郎は実はオレの子で、隠してたけど、おまえとは異母兄弟なんだ、って」

ママはにっこり笑って言った。

「なんだ、そんなことなの。心配ないわよ。実は、おまえはパパの子じゃないから」

 

2014年1月14日 (火)

 入山料 アルプスは?

 

 富士山は、昨年から入山料を取るようになった。暫定ではあるけれど、1000円である。トイレ施設、ゴミ収集、救援活動の一部負担と思えばこのぐらいが妥当であろう。実際の登山者も同じような見解を抱いている。

 エベレスト登山について、ネパール政府は法外な入山料を取ると登山家の野口健さんが語っていた。調べてみたら、25千ドルとのことだ。これは高すぎる。ぶったくりである。

 アルプスも入山料を取る。スイスの入山料は日本円に換算すると9800円前後ということだ。スイスはユーロを導入していないのでスイスフランになるが1万円弱となる。ちょっと高いという気もするが、物価が高い国だから、こんなものか。

まあ、納得である。だって「アルプス一尺(弱)」っていうじゃないか。

 

 スイスの部分は本当かどうかは知らない。昔昔亭桃太郎の高座で聴いた小咄をちょっとアレンジしてみた。アルプス一万弱は愉快である。